ベクシンスキ
 

注文していたベクシンスキの画集が届きました!

ポーランドの画家、ズジスワフ・ベクシンスキ(昔はベクシンスキーと表記)
との出会いははるか昔、
よく行っていた洋書屋さんに置いてあった雑誌か何かで見かけて
その寂寞としつつも強烈な世界観に目が釘付けになったのが最初でした。
それから暫くして発売された日本初の画集も迷わず購入し、
以来大好きな画家のひとりとして、ファンであり続けています。

彼の絵を見るといつも、その強烈な孤独や死のイメージから
逆に己の人生、生きることについても考えさせられます。
言わば「メメント・モリ(死を思え)」的な感覚を(個人的に)覚えるのです。
それは、激動のさなかのポーランドに生まれ、
孤独な晩年を過ごした後に非業の死を遂げた
彼の生涯から受けるイメージも重なっているからかもしれません。

この度発売されたのは1997年に発売された初版に
未収録の絵画や未紹介の写真作品が数点追加された増補新装版。
といっても日本で手に入る画集は全て入手済みなので、
目新しいものが多くある訳ではないのですが、
出版社のこだわりを感じる美しい三方金付けの特装版であることと、
ベクシンスキへの思い入れから購入に至りました。

ベクシンスキについては、以前雑誌FOOL'S MATE誌上で
大いに語らせていただいたことがあります。
(自分が影響を受けたアーティストや作品を三項目選んで話すという趣旨で、
残りの二項目はロニー・ジェイムス・ディオと宮沢賢治)
「音楽雑誌でこんなことを熱弁していいのかしら?」と
思いつつ、ついつい気持ちを迸らせてしまったほど楽しいインタビューでした。

写真右が新装版(エディシオン・トレヴィル刊)、左が1997年初版(トレヴィル刊)。
ただページをめくるだけで、魂がベクシンスキの世界を彷徨いだします。
同じくポーランド出身の作曲家、ペンデレツキなど聴きながら、というのもオツですよ。
| - | 22:20
<< 本日のお茶とおやつ | main | 長月 >>
陰陽座 『黒猫のねこまんま通信』